
【プレス発表】
2040年までに海運完全脱炭素化
“ガイアクリーンアクション”始動!

May. 20. 2021
CO2の排出・削減を可視化・価値化するSaaS型プラットフォーム『ガイアクリーナー(仮称)』を開発
Marindows株式会社(以下 「Marindows社」)と古野電気株式会社(以下「古野電気」)は、2040年までの海運完全脱炭素化を目指す『ガイアクリーンアクション』の始動と、CO2の排出と削減を可視化・価値化する既存船向けプラットフォーム 『ガイアクリーナー』の開発開始を発表いたしました。
地球と人類の未来への使命:ガイアクリーンアクション始動の背景
世界的に「脱炭素化」の流れが加速しています。
あらゆる企業にとって脱炭素化は、調達から製造、販売までの一連の流れを通して求められるため、サプライチェーンの一翼を担う海運の脱炭素化なくして達成できません。
国土交通省によれば、船舶からは“ドイツ一国分に匹敵”する膨大なCO2が排出されており、今後も増大すると予測されています。
脱炭素化に向き合う全世界の企業、さらには地球と人類の未来に貢献するために、Marindows社と古野電気は『ガイアクリーンアクション』によって、海運から排出されるドイツ一国分に匹敵するCO2の脱炭素化を目指します。
2040年までに海運完全脱炭素化を実現
2022年に『ガイアクリーナー』をリリース、既存船からのCO2排出量を25年に30%、30年に50%削減します。
『ガイアクリーナー』による既存船を対象としたサービスと並行しながら、新造船を対象とするサービスを開発し、2040年までに完全脱炭素化を目指します。
『ガイアクリーナー』3つの特徴
① 「既存技術・機器」を、② 「既存船」に適用しつつ、③ 「進化と拡張」を担保
『ガイアクリーナー』は「いますぐ入手可能な技術・機器」と、「Marindows社のアイデア」の掛け合わせによって産み出される「既存船」に適用可能な『革新的なソリューション』です。
デジタルベースのため、技術進化や社会・業界からのニーズに応じて、容易に拡張可能で、使えば使うほど、使うユーザーが増えれば増えるほど、より賢く、より正確に、より経済的になります。
『ガイアクリーナー』の概要
1. CO2 排出量・削減量の算出・可視化
船上からリアルタイム情報により、国際基準 GHGプロトコルに則した CO2 排出量・削減量を
算出・可視化します。
2. レポーティング
CO2排出量・削減量等を、脱炭素化に敏感な投資家や顧客等、第三者に公開可能なレポー トにまとめます。
3. CO2 排出量・削減量の価値化
CO2の排出量・削減量を公正に記録、排出権取引・炭素税の導入をにらみ、削減CO2の価値化を 図ります。また、通常一定量以上でしか取引できない環境価値を、『ガイアクリーナー』で集約することにより、小口での取引も可能とします。
4. サービス開始予定時期
2022 年 7 月からベータ版のサービス提供を開始予定しています。
海洋国家日本から、世界の船と海の脱炭素化を加速させる
日本国内で運航される内航船はたったの5,000隻。日本と同じ島嶼国であるアジア圏では20,000隻を超える内航船が運航されています。さらには、外航船、漁船、プレジャーボートを合わせれば全世界で数千万隻の船が運航されています。
海洋国家日本を起点に全世界へ展開し、世界の船の脱炭素化を通して、Marindows社、古野電気、およびパートナー企業は、地球と人類の未来に貢献します。
本リリースに対するお問い合わせ先
Marindows株式会社 広報担当:info@marindows.com