海に変革をMarindows設立

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Mar. 03. 2021

海の世界の課題を情報通信革命で解決!世界初の海洋OS“Marindows”を展開
「Marindows 株式会社」を設立

旭タンカー、エクセノヤマミズ、商船三井、三菱商事4社のジョイントベンチャーとしてゼロエミッションEV 船開発を行う「株式会社e5 ラボ(所在地:東京都千代田区大手町、代表取締役社長:一田朋聡)以下:e5 ラボ」は、海の世界が抱える課題を情報通信革命の力で解決するための世界初の海洋OS“Marindows”の開発と普及を目的とし、2021年3月3日「Marindows 株式会社(所在地:東京都千代田区大手町、代表取締役社長:末次康将)以下:Marindows 社」を設立いたしました。



【設立経緯】

四方を海に囲まれた海洋国家日本は、物流の国内輸送の45%、海外輸送の99%を海上輸送が担い、その海上輸送は海事産業インフラによって支えられています。しかし、その日本のライフラインを支える海事産業は、近年、生産年齢人口の急激な減少に伴う担い手不足、長時間労働や危険作業への対応、地球規模の環境課題対応、そして、中韓をはじめとした海外海事産業との熾烈な競争といった、解決することが非常に困難な社会・環境・経済それぞれの課題に同時多発的に直面し、差し迫った存亡の危機に瀕しています。海事産業の衰退は、日本の物流の衰退のみならず、日本の国力低下へと繋がり、ひいては陸上における全ての業種業態へも様々なネガティヴな影響をもたらします。国土交通省では、海事産業における生産性の向上、魅力的な職場環境の構築、海事産業全体の事業基盤強化を目指して法改正を進めています(※1)。


※1 2021 年2 月5 日、造船・海運分野の競争力強化、船員の働き方改革・内航海運の生産性向上等による海事産業全体の基盤強化を図る「海事産業の基盤強化のための海上運送法等の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。



【Marindows 社の役割】

海から陸を見渡せば、スマートシティに代表されるように、デジタル化によるDX(デジタル・トランスフォーメーション)は、もはや1 企業の枠を超え国家・行政レベルで、次世代のサービスやシステムが日々進化し続け、これまで解決不可能だった課題を情報通信革命の力で解決すると同時に、全く新しい価値とチャンスを創出しています。その一方、市場規模8.5 兆円を超える海事産業は、通信環境整備の難しさや業界慣習など様々な障壁が多く、デジタル化が進んでいない市場です。


しかし、今までほとんど通信を利用することができなかった地球の70%を占める海洋において、2022年から次世代衛星による海上ブロードバンド通信(海上BB 通信)サービスが開始されます。Marindows 社は、この海上BB 通信時代の到来を見据えて、海の世界に情報通信革命(BB通信・DX・AI の掛け合わせ)の力を取り入れた進化と拡張が可能な一気通貫デジタルプラットフォーム(以下:海洋OS“Marindows”)を展開します。この海洋OS“Marindows”を海事産業の爆発的成長の起爆剤として、海事産業が抱える社会・環境・経済課題の解決だけでなく、新たな価値・市場の創出につなげてまいります。


海洋OS“Marindows”は新造船はもちろん、既存船でも簡易に利用できることが特徴です。地球の70%を占める海。海を通して日本から世界へと拡がる海洋OS“Marindows”は陸上のあらゆるシステムなどとも連携し、「陸」と「海」の両方から地球環境と海事産業を、持続可能性のある世界へと導いてまいります。Marindows 社は、海洋OS“Marindows”の進化と拡張をテーマに、出資会社であるe5 ラボが培ったあらゆる業界を牽引するパートナー企業と海事産業を繋ぐ共創プラットフォームを提供し、継続的に海事産業を支援する新しいサービスを展開していく予定です。



【今後の予定】

~『Marindows』を日本の海事産業全体を支援する会社に~

フェーズ1では海上BB 通信の普及と平行して、既存業務DX・データ活用による船員・船主・船会社・荷主向けの業務改善サービス開発に着手しますが、それだけで業界課題が改善されるとは思っていません。海洋OS“Marindows”は進化し拡張するシステムのため、ステージを重ねる毎に、また、利用者が増えるほど便利で快適で賢くなるシステムです。・情報通信革命(=通信×IoT×AI)を活用した海洋OS”Marindows”を2022年春頃にローンチ予定

・まず海上産業の既存業務のDX 化・データ活用による船員・船主・船会社向けの業務改善サービスをリリース予定(フェーズ1)

・フェーズ2、フェーズ3、さらにその先へと、走りながら機能とスケールを拡大

・2022年から本格化する海上BB 通信の整備と普及活動を2021年後半から開始

・「海」とのシナジーや新規事業を検討される、非海事産業の企業様を2021年春から大募集。共創による新たな価値、事業の創出を加速させる


・2023年までに日本の内航船における”Marindows”搭載率70%以上を目標に、取得したデータをビッグデータ解析しつづけ、商船から漁船、プレジャーボートなどあらゆる領域にサービスを拡大

・日本の海事産業DX 化・データ活用による課題解決を推進するのと同時に、2022年以降その事例を海外へと展開


Marindows 社は、この海洋OS“Marindows”のフェーズ1~3、更にはその先の進化と拡張を通して海事産業全体の事業基盤強化、さらには生産性・効率性の向上、環境問題の解決に寄与し、SDGsへ貢献して参ります。


【Marindows社概要】


​名称   : 株式会社 Marindows

本社   : 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル3階

代表者  : CEO 末次 康将

設立月日 : 2021年3月3日


活動内容

海洋OS“Marindows”の開発

海事デジタルコンテンツの開発

海洋ブロードバンド通信の普及・促進

共創プロモーター(海事産業×非海事産業)

海事産業のDX・データ利活用推進支援



【株式会社e5ラボ(本社:東京都千代田区)】


e5ラボは船のEV化とデジタル化を通じて海運業を魅力的で サステナブルな産業へと進化させ、公益に資する新たな事業・社会インフラを創出することによって、社会と地球 環境、  そして海に関わる全てのステークホルダーに対して付加価値を提供し、次世代の為に海運の明るい未来を継承します。


▼本件に関するお問い合わせ

E-mail:project@e5ship.com


▼  WEBサイト

https://e5ship.com




【共創パートナーからのコメント】


日本海事協会 


常務理事 事業開発本部長 髙野裕文 様


このような先進的な取り組みに、サイバーセキュリティに関する共同研究という形で参加することを大変光栄に感じております。デジタル技術を活用したイノベーションはサイバーリスクと表裏一体の関係にあります。イノベーションの開発と普及が安全性への十全な配慮の下で行われるよう、本会はサイバーセキュリティに関する国際動向や最新情報に基づいて構築したベストプラクティスの提案を通じ、この取り組みを支援してまいります。


 


ソフトバンク株式会社 


技術戦略統括 グローバル事業戦略本部 本部長 北原秀文 様


ソフトバンクは、すべてのモノ・情報・心がつながる持続可能な社会の実現に向け、企業活動や事業を通して、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいます。情報通信の力によって海事産業を進化させることで新たな市場を創造し、DX(デジタルトランスフォーメーション)による産業基盤を構築するMarindows社と共創できることをとてもうれしく思います。われわれは、次世代衛星通信やHAPS(High Altitude Platform Station)といった最先端の通信技術およびAI・IoTを活用したデジタルプラットフォームが、世界の産業に変革をもたらすことができると確信し、デジタル化をより一層加速させることに貢献していきます。


 


古野電気株式会社


取締役 舶用機器事業部長 矮松一磨 様


古野電気では舶用機器メーカーの枠を超え、本船データ収集に関わるエンジニアリング事業を展開しております。用途に応じた船内ITネットワークのデザインに加え、FOP (FURUNO Open Platform) を使って本船機器との連携を推進し、本船のIoTデータの統合化、一元化による効率的な活用を目指しております。 今後Marindows 社そして共創パートナー企業様と共に舶用計器メーカーとしてのノウハウをベースとした、新しい形の船陸間通信とIoTデータ活用を通して次世代の海事業界の未来の創造を目指し共創できることを大変喜ばしく思います。さらに、これまで蓄積してきた現場レベルでの知見を元に、舶用業界変革の動きが確実に実務に根付いていく活動となるよう貢献して参りたいと考えております。